どうもFumiです!
今回は、私が英語学習で使用した文法書をそれぞれの文法書の特徴と一緒に紹介したいと思います。
書店などに行くとたくさんの文法書があってどれを選べば良いか分からなくなることも多いのではないでしょうか。
私はかなりの文法マニアなので、できるだけ文法でわからないところが出てきたら、理論的に知りたいタイプでいろいろな文法書を読みあさりました。
基本的に文法書は、高校生レベルのものを一冊やり遂げてしまえばどの参考書を使っても問題がない、というのが私の考えです。
というのも、どの英文法書も書いている内容は、ほとんど変わらないからです。
それぞれの参考書で差が出てくるのは、文法事項の説明についてです。例えば、仮定法を文章で説明しているのか、イメージで説明しているのか、という違いです。
日本語と英語で文構造がかなり違うので、著者ができるだけ私たちにわかりやすくいろいろな説明方法を取った結果、さまざまな文法書が書かれ、覚えなければならない文法の量が多くみえてしまうのです。
つまり大切なことは、一人一人が自分に合った文法書を見つけて学習をスタートさせることだと考えられます。
今回の記事を元に自分にあう文法書を見つけて学習に役立ててもらいたいと思っています。
Forest
私が高校生の頃に多くの高校で使われていた参考書でした。今では、Evergreenが代わりの参考書として使われているのではないでしょうか。
必要な文法事項が網羅的に紹介されているだけでなく、挿絵を適所に使い文法事項が説明されているバランスの良い文法書になります。
全体で600ページほどとページ数が多くなってしまいますが、文法に対する理論的な補足説明や、挿絵などの視覚からの情報も学習に取り入れたい人にとっては理想の文法書ですし、多くの高校生に使われていたことからも、学習者を選ばない文法書の一つです。
買う文法書を迷ってしまった時に、とりあえず最初の一冊目として買えうことをオススメします。
キク英文法
この文法書は、かなりコンパクトに文法が網羅的にまとまっています。
余計な挿絵や文法事項の細かい説明が省かれているため、文法の内容を最短で学習する時には非常に役立つ参考書です。
デメリットとしては、細かい説明がなく文法事項が説明されているので、理論的な説明が文法書にも欲しいと感じる人には使いにくいかもしれません。基本的には、文法事項を丸暗記して使えるようにする文法書です。
しかし、文法の全体像をつかみたい人にとってはページ数も400ページほどと、文法書としては少なくコンパクトにまとまっているのでオススメの参考書です。
一億人の英文法
この参考書の大きなコンセプトはイメージで文法を読者に捉えてもらおうとするところです。
参考書内には文法を感覚的につかむための多くのイラストが掲載されており、ネイティブがどのような感覚で文法を使っているかがイメージとして学べる一冊です。
例:仮定法の過去が現在に迫ってくる感覚のイラスト
難しい文法用語も使われておらず、視覚的に文法を学習することができるので、文字が多い文法書を読むのが苦痛な人にとっては使いやすい文法書だと思います。
特に、イメージが非常に重要な前置詞の使い方を多くのイラストを使用して説明している点が有益です。
難点をあげるとすれば、イラストが多くあるため必然的にページ数が多くなってしまっているところです (700ページほど)。
おすすめの使い方は、一冊網羅的な文法書 (Forestやキク英文法)を読んだ後に、イメージで文法をつかみたい部分を一億人の英文法を参照して学習する方法です。
これにより、文法事項一つ一つをより深く知り使用することができるようになります。
ENGLISH EX
文法を穴埋め式に学習する参考書です。見開きの左側が問題で、右側が解説になっています。
穴埋め式の参考書で有名なのがNext Stageかもしれませんが、Next Stageは文法が網羅的だとは言えないかもしれません。
その点ENGLISH EXは、穴埋め式ながら文法を網羅的に扱っているため、穴埋め式の問題で文法を網羅的に学習したい人におすすめの一冊です。
さらに、問題文に対する解説が非常に細かいので、穴埋めの問題集ながら非常に深い内容を学べる参考書です。
表現のための実践ロイヤル英文法
参考書の中身はForest + α の内容になっています。
網羅的な内容に加え一つ一つの文法事項を理論的に文章で深く説明しています。
この一冊を完璧にすれば、他の文法書は必要ないのではないかと思うほど網羅的な内容になっていますが、700ページほどの中に専門用語が多く含まれており、イラストがなく文字のみで説明しているため、初学者には進められません。
文法についてより深めたい中級者以上の人が、辞書的にわからないところを引く一冊とするのが良いのではないかと思います。
(私は何度か通読しました。)
英文法解説
かゆいところに手が届く文法書です!
他の、文法書では説明しきれない文法事項を理論的に説明しています。文法を理論的に理解したい人にとっては、一冊手もとに置いてもよい文法書かもしれません。
デメリットとして、この文法書だけでは文法全体を網羅していませんし、マニアックな箇所の説明が多いので、仕事で英語を教える必要がある人以外は必要ない一冊かもしれません。
しかし、個人的にはかなり好きな文法書で、とことん理論的に文法を説明する著者の情熱のようなものを感じる一冊です。
ひと通り文法を学習した人が、読み物として一読するのも良いかもしれません。新しい発見が多くあると思います。
English Grammar in Use Book with Answers
世界で一番使われている英文法書ではないでしょうか。多くの語学学校でも参考書として使われているので、文法書としての信頼度は非常に高いです。
英文法がすべて英語で説明されていますが、中学英語を学習した人なら読める内容なので、英文法を実践的な形で英語脳に落とし込みたい人には最適かもしれません。
デメリットとしては、日常で使う英文法的な要素が強く、分詞構文などアカデミックな記事に登場する内容はあまりカバーされていないので、アカデミックな内容に関しては他の参考書も併用する必要がありそうです。
しかし、英語を英語のまま考える訓練になる点、日常英会話で使われる文法を網羅的に学べる点が非常に魅力的なので、中学英文法の学習を終えた人には一読してもらいたい学習書です。
また、English Grammar in Use Bookはレベル別にシリーズが分かれているので、自分のレベルに合った一冊から始められる点も有益です。
完全な初心者でなければ中級レベルのシリーズから手をつけるのが良いと思います。
Practical English Usage
前編英語で説明されている参考書です。
英文法解説の英語版のような感じの参考書です。理論的な英文法の説明が英語で書かれています。
この本は、ネイティブが文法を理論的に説明しているので、日本の参考書とは違う切り口で説明されている部分も多く、英文法の基礎的学習を終えた人が読み物として読むと新しい発見が多くある参考書ではないかと思います。
また、全て英語で書かれているので英語脳を鍛えるトレーニングにもなる参考書だと思います。文法も深められ、英語脳も鍛えられる一石二鳥の参考書です。
まとめ
書店にはさまざまな種類の文法書が並んでいて、どれを選べばいいか分からなくなってしまうこともあると思います。
しかし、文法書の内容は表現方法が違うだけでどれもほとんど同じです。
大切なのは自分に合ったものを見つけて学習を進めることなので、今回の記事が文法学習のスタートもしくは文法の理解を深める一冊に出会える一助になれば幸いです。
コメント
いつもたくさんの情報参考になります。
一つ教えていただけないでしょうか。
ピープル大学に60ドル支払ったあとに英語のスキル証明書を提出すると思うのですが、MY applicationの confirmボタンがクリック出来ないのですが、どのように提出されましたか?
あや 様
コメントありがとうございます。
私は、English compositionのコースを終了することで入学を認められたので、証明書の提出については詳しくなくて申し訳ないのですが、
原因の一つとしてはシステムのエラーが考えられます。この場合UoPeopleのシステムの復旧は早いので数日中には回復するのかと思います。
これ以外の場合、メールでUoPeopleに問い合わせることをおすすめいたします。その際に「please forward this mail to a relevant section」などと記載してUoPeopleの関連部署に対応してもらっても良いかもしれません。
有益な情報を提供できず申し訳ありません。
ありがとうございました。
少し待って見て、それでも出来なかったらぜひメールで問い合わせてみます。
またこれからも参考にさせてください🙇
がんばります!